1泊2日の愛犬との奈良旅。
奥深い歴史を感じさせる神社仏閣だけでなく、数多くの古墳にはロマンと癒やしが感じられ、有名観光地では建造物の迫力に圧倒されました。
今回の旅で宿泊したのは生駒市にある「古民家コテージ鹿音」。
古民家を改装したお宅に、愛犬と貸切で宿泊し、お庭でバーベキューも楽しめる宿泊施設です。
一晩だけでも優しさや温かみが感じられて、どこか懐かしい心安まる時間を愛犬と過ごせる古民家コテージ鹿音をご紹介していきます。
住宅街にたたずむ古民家コテージ鹿音
古民家コテージ鹿音は1号館と2号館があり、駐車場からの階段を上ると2つの古民家が並んで建っています。
今回は2号館にお世話になりました。
おばあちゃん家に来たのかな、と少し懐かしく感じられる外観です。
到着したらまずオーナーさんへ連絡し、指示に従って家の鍵を受け取り入ります。
和洋折衷な世界広がる味わい深いインテリア
こちらが元土間だった玄関です。
元々の古民家に使われていた柱や土間の板など、再生できる部分がしっかりと生かされていて、昔懐かしい雰囲気に包まれました。
チェックインの手続きは、玄関のカウンターにあるスマートフォンにてビデオ通話形式で行います。
ペットの宿泊マナーとして、家の中ではマナーベルト常時着用なので、このチェックインの手続きの時には着用させ、スマートフォン越しにオーナーさんに確認を取ってもらう必要がありました。
廊下の奥には行灯が照らされています。
濃い色で年期のある板の間や、綺麗に再生された和箪笥など、古き良き日本の心が感じられますね。
リビングは全面的に洋風に改装されていて、家具や時計、花瓶などの雑貨までアンティークにこだわっています。
柱、障子などの仕切り部分は古民家再生で純和風、置かれている家具は洋風のアンティークでまさに和洋折衷の世界。
便利で広いシステムキッチンには、基本的な調味料と調理器具、食器、電子レンジ、ホットプレート、炊飯器など電化製品も数多くそろっていました。
掘りごたつのある昔ながらの和室もありました。
この部屋の奥にもう2部屋あり、そちらに布団の用意がされていました。
和室はペット入室禁止。下半分がガラス張りの障子なので、縁側にいる愛犬を室内から確認できます。
ちょっとかわいそうな気が…。
布団も、敷き布団と掛け布団の間に自分を挟むようにもう1枚ずつシーツを敷く必要があり、ペットと一緒の布団で眠ることはマナーで禁止されています。
うちの愛犬もリビングでひとり眠る予定でしたが、初めての場所で眠りそうになかったので、リビングの床に敷いた犬用布団に愛犬、隣のソファに私で寝る場所は別にして眠りました。
キャンプ初心者でも安心簡単!人工芝で愛犬とロマンティックなバーベキュー
宿泊予約時にオプションで、バーベキュー用品の道具貸出が選べます。
お値段が少し変わりますが、着火剤、炭を付けるかどうか選べるので、キャンプ初心者で火起こしが心配な方でも簡単に安心して楽しめますよ。
庭には椅子、机、焚火台などの一式が用意されているので、自分達が持参したのは食材だけ。
周りは林に囲まれていて、四季折々の豊かな自然が楽しめます。
夜は野生動物でも出てこないかちょっと怖くなりましたが、でも静かで夜空が綺麗に眺められるロマンティックな場所でした。
ハンモックもあり、人工芝も敷かれているので足場の心配をすることはないですし、夜だけでなく朝食をここで取っても気持ちよさそうです。
私たちはキャンプ初心者なので、着火剤と炭もオプションに付けて予約済み。
宿泊マナーが書いてある玄関のファイルに火の起こし方や消し方など、取り扱いの説明が載っています。
けっこう簡単にすぐ火が付いたので、早速持参した肉、野菜を焼いてキャンプ開始です。
近所の迷惑にならない程度の音量で、ちょっと良い感じの音楽をかけてさらにキャンプ気分を上げました。
始めは、室内の縁側に置いた持参の犬用布団で床づくりをしていたうちの愛犬も、いつのまにかキャンプ椅子に座る飼い主の背後を陣取りうとうと。
冬になり寒くなければずっとここにいたいほど、静かで落ち着きます。
広々としたお庭でゆったりと、昔の家ならではの縁側でリラックスできて、ホテルや旅館では味わえないくつろぎと安心感がありました。
システムキッチンには調理器具や調味料だけでなく、卵、食パン、ジャムなど朝食用の食材が用意されています。
嬉しいことに食材だけではなく、本格的な香りと味を楽しめるコーヒーメーカーに、数種類の紅茶やお茶のパックまでありました。
普通の家以上のものがそろっているので、その細かいところまで行き渡った気遣いが本当に売れしかったです。
私たちは前日に天理市にあるパン屋の『セブンハート』さんによったので、そこで買ったパンとコーヒーで朝食にしました。
『セブンハート』さんは店員さんもとても感じが良くて話しやすく、パンにもユーモアや独特で繊細な可愛らしいこだわりがつまっていて絶品だったので、天理市によった際にはぜひ行ってみてください。
充実したモーニングタイムで朝から贅沢な時間が過ごせました。
宿泊マナーとして、使った食器は洗って棚にしまわず出しておくようにします。
ゴミ箱も分別して用意されてあるので、しっかり守りましょう。
チェックアウト方法はまたスマートフォンにて連絡し、オーナーさんがこちらまで来て会って挨拶をする予定でしたが、通話のまま挨拶して終わりました。
居心地が良い古民家なので朝から充実した時間をすごしたな、という満足感があります。
和洋折衷でセンスあるインテリアに改装された『古民家コテージ鹿音』。
隅々にまで女性的な気遣い、センス、こだわり、優しさがつまっていて、ここに宿泊することも1つの観光地巡りのような気分にさせてくれます。
アクセス
古民家コテージ鹿音は168号線沿いにあるマクドナルド、セブンイレブンが目印の信号を曲がった住宅街のなかにあります。
住宅街の道幅は車1台分、曲がり角やカーブが多く苦労しますが、168号線の信号を曲がったら直進せず、右斜め前方にある道へ曲がって行くと目印も多くて簡単です。
古民家コテージ鹿音の公式ホームページのアクセス欄に、目印と道順を追った動画が載っているので、訪れる際にはぜひ参考にしてみてくださいね。
駐車場は古民家の壁づたい、縦列駐車で2〜3台駐められますが、上記のような事を注意する必要があります。
第2駐車場やレンタルスペースもあるので、駐車台数が多い場合など利用する際はオーナーさんにご相談くださいね。
まとめ
今回は愛犬と一緒に巡った奈良旅の宿泊施設、古民家コテージ鹿音をご紹介しました。
貸切宿泊でこだわりの室内、充実したオプション、愛犬とバーベキューと、旅で疲れて休むだけではない贅沢でゆったりとした夜がすごせて、想像以上の満足感です。
食材を持ち込む必要と、調理する必要がありますが、面倒で疲れる方は、日中の旅の間に既製品を買っておくと便利ですね。
素敵なインテリア、簡単で楽しいバーベキューも魅力ですが、なにより貸切で家族の他に人に会わなかったので、人混みが苦手だったり人見知りをするようなわんこにとっては、とてもリラックスして安心できる宿泊施設になっています。
ぜひ、奈良県に旅行に来た際は、レトロで温かい魅力に溢れた『古民家コテージ鹿音』で心安まる夜を愛犬と一緒にお過ごしください。
古民家コテージ鹿音の概要(※2022年12月の情報)
施設名 | 古民家コテージ鹿音 |
住所 | 奈良県生駒市有里町309 |
アクセス | 車:第二阪奈道路インターチェンジ壱分(いちぶ)ランプより約5分。 |
営業時間 | <受付時間> 平日18:00~22:00 土·日·祝日10:00~20:00 |
チェックイン | PM3:00〜PM10:00 |
チェックアウト | AM8:30〜AM10:00 |
宿泊スタイル | 和室以外、愛犬と同室 |
宿泊料金 | 1棟1泊¥37,000〜 1名¥4,500〜 |
予約方法 | 公式サイトから予約ができます。 |
定休日 | なし |
駐車場 | 古民家前に縦列駐車で2〜3台 第2駐車場は谷垣モータープール内、奥にある<1><2> レンタルスペースは4~5台駐車可能。 予約時のご要望欄に事前記載が必要。 |
宿泊時に必要な物 | リード、マナーウェア、ご飯、容器、布団 |
マナー | リード常時着用。トイレシート持参。和室入室禁止。 人間用の布団に入れない。柱や扉に傷をつけない。 犬の毛をソファにつけない。 |
食事 | 持参 |
スペースについて | 1号館は室内·庭が広く頑丈なつくりなのでどちらかというと大型犬向き。 2号館は廊下が細く、障子や強い力だと壊れやすい木材が多いためどちらかというと小型犬向き。 (あくまで主観であり、どちらの家も犬種や同伴動物の種類に関して制限はありません。) |
公式サイト(24.11更新) | https://jhousekanon.jp/ |
エーデルちゃんこんにちは。心のこもった温かな記事をありがとうございます。とても分かりやすく愛情をこめて情報とお写真撮影を載せていただいているのを感じています。こちらの情報を見てペット連れのお客さまも来てくださったりと感謝申し上げます。実は、システム的な問題でHPのドメイン(アドレス)が変更となり従来のものが見れなくなってしまいましたのでご報告いたします。よろしければ新しい情報を記載ください。HP:https://jhousekanon.jp/
古民家cottage鹿音様
コメントありがとうございます。わんわんスタジアムです。
投稿いただきましたエーデルちゃんご家族に共有させていただきます(*’▽’)新しい公式サイトの件、承知いたしました。
素敵な施設のご提供、ありがとうございます。